どうも、検索してはいけない言葉実況者のぴーちすです!
今回は危険度3の検索してはいけない言葉とされている「中国 エスカレーター」について。
下の埋め込みは私の実況動画「検索してはいけない言葉を皆で見ようぜ!【生声実況】」です。25:10から「中国 エスカレーター」を検索しております。
「中国ではエスカレーターを使う時どちら側に乗るのかな」という理由で検索してしまいそうな言葉です。
しかし中国で起こった悲しいエスカレーター事故がヒットする検索してはいけない言葉になっています。
本記事では「中国 エスカレーター」について
- 危険度・ジャンル
- 検索したら何がヒットするのか
- どのような動画なのか
- 事故の概要
- なぜ事故が起こったのか
- 中国のエスカレーター事故
これらを詳しく見ていこうと思います!
危険度3・ジャンル
「中国 エスカレーター」の検索してはいけない言葉としての危険度は3です。危険度3は「検索・閲覧する場合は注意」と言われています。
「中国 エスカレーター」のジャンルは「真実、鬱」。
危険度3には少しグロテスクな言葉、ビックリ系、虫系などなど色々な種類の危険があります。この「中国 エスカレーター」の場合は衝撃的で悲しい言葉と言えます。
この言葉で検索すると?
「中国 エスカレーター」と検索をするとニコニコ動画の『中国の人喰いエスカレーター死亡事故(ノーカット断末魔の叫び音声入り)』という動画がヒットします。
問題のエスカレーター事故の動画
問題のエスカレーター事故は「喫人電梯(人喰いエスカレーター)」とも呼ばれております。
実際にどのような映像だったのか、テキストと画像で説明いたします。
事故の前にも
まず再生するとまず2人の店員さんがエスカレーターを上る場面から始まります。
その店員さんたちがエスカレーターの出口部分の床に足を踏み入れた途端…
床が一瞬沈み、ゴミ箱(?)のようなものがガタつき、店員さん達も体勢を崩しました。エスカレーター事故が起こる前から、この床が少しおかしかったのです。
その店員さん達が何やらエスカレーターの床の不調について語っていますが、エスカレーターを停止するという考えには至らず…
エスカレーター事故発生
しばらく経ったのか、多少のカットがあり上階で2人の店員さんが見ている中、件の母子がエスカレーターを上ってきます。
上りきり問題の床に踏み込んだ瞬間…
(過激すぎるため画像の添付は控えます)
激しい音と共に床が落下。
母親は子供を持ち上げ店員さんがその子供を引っ張りエスカレーターから遠ざけました。
その後母親は瞬く間に床下へと引き込まれてしまいました。
ニコニコ動画版にはその時の音声も収録されておりかなりショッキングな内容になっております。
中国のエスカレーターで何があったのか
問題の動画に行く前にまず中国のエスカレーターで何があったのか、概要を説明しようと思います。
現場はデパートのエスカレーター
2015年7月26日、事故の現場となったのは中国中部・湖北省・荊州市にある「安良百貨」というデパートです。
その上りエスカレーターの出口で悲劇は起こってしまいました。
母子を襲った事故
子連れの女性がエスカレーターで上ってきたところ、急にエスカレーターの床が抜け落ち、その穴に転落してしまったのです。
母親がとっさに子供を前方に押しやったため、子供は店員に助けられ穴に落ちずに済みました。
ここまでが動画の内容です。
しかしその後もエスカレーターは運転を続け、母親は数秒後に穴の中へと姿を消してしまいました。
消防隊は4時間以上かけて母親を救助しましたが、すでに死亡した状態でした。
何故事故が起こったのか
エスカレーターの床が抜ける事故は日本ではあまり聞きません。一体なぜ中国のエスカレーターで床が抜ける事故が起こってしまったのでしょうか。
ネジの締め忘れ?
中国の武漢晩報によると匿名の情報筋から、
エスカレーターは直前にメンテナンス作業が行われたばかりであり、作業員がカバーをネジで固定し忘れていた
という情報も入ったようです。
設計そのものに欠陥?
今回事故を起こしたエスカレーターを納入したメーカーは「申龙电梯股份有限公司」(以下、「申龍」)。
問題のエスカレーターは2015年3月16日には中国の公的な安全調査で「合格」と判断されたばかりでした。
しかし事故後の調査ではステップ間の接続部に緩みがあると判断。「設計そのものに安全問題がある欠陥商品」と指摘されたそうです。
緊急停止ボタンを押さなかった
また事故5分前から異常が発生していたにもかかわらず、担当者が緊急停止ボタンを押すことを怠っていたことも問題と言われています。
中国ではエスカレーター事故が多い?
2014年の中国でのエスカレーターの事故の件数は49件、死者は37名(中国政府の統計)。
2014年の日本でのエスカレーターの事故の件数は1,443件、死者は0名(国土交通省)。
中国の事故は体が機械に巻き込まれてしまうなど重大なものが多いです。
一方で日本の事故は転倒や靴が挟まってしまうなど軽微なものばかりです。
この違いは何なのでしょうか。
安全を守る法律
日本では中国に比べてエスカレーターの安全を守るための法律が厳しく制定されているそうです。
例えば
- 動力が切断されたときの自動停止装置
- 乗り口の非常停止スイッチ
- 衣服等がはさまれた場合の自動停止装置
などを付けることが義務付けられているのです。
詳しくは「一般社団法人 日本エレベーター協会 エスカレーターの安全対策」をご覧ください。
徹底したメンテナンス
中国でのエスカレーターのメンテナンスは日本ほどは厳しくないようです。
日本では使用が開始された後はメーカーの厳密な管理・監視の対象に加えられ、スタッフが定期的に現場でメンテナンスを行います。
そのメンテナンスに関わる人の数は、エスカレーターを生産する人の数よりも多いそうです。
つまりそれだけエスカレーターの不備による事故を防ごうという体制になっているのですね。
世界中で安全にエスカレーターを使えるようになるといいですね!