「ベルメスの顔」の真実?コンクリートに浮かび上がる顔

どうも、検索してはいけない言葉実況者のぴーちすです!

今回は危険度2の検索してはいけない言葉とされている「ベルメスの顔」について。

下の埋め込みは私の実況動画「検索してはいけない言葉を皆で見ようぜ!【生声実況】」です。27:23から「ベルメスの顔」を検索しております。

 

突如コンクリートの床に浮かび上がった不気味な顔。

本記事では「ベルメスの顔」について

  • 検索したら何がヒットするのか
  • ベルメスの顔の歴史
  • 超常現象かイタズラか
  • 2つ目のベルメスの顔の嘘

これらを詳しく見ていきたいと思います!

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危険度2・ジャンル

「ベルメスの顔」の検索してはいけない言葉としての危険度は2です。危険度2は「検索する際は慎重な判断を」と言われています。

「ベルメスの顔」のジャンルは「オカルト、サスペンス、ホラー」。

危険度2には不気味な言葉、少しグロテスクな言葉、少し汚い言葉などなど色々な種類の危険があります。この「ベルメスの顔」の場合は不気味な言葉と言えます。

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この言葉で検索すると?

「ベルメスの顔」と検索をすると壁画のような顔の絵の画像がヒットします。

これがベルメスの顔です。

この顔とそれにまつわる話が不気味であることから検索してはいけない言葉になっているようです。

実況動画の内容を文字で見たい方はコチラ!

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ベルメスの顔物語

ベルメスというのは地名で、そこのとある民家のコンクリート床に顔のようなシミが浮かび上がったというのです。

詳しく見ていきましょう。

スペインの田舎町ベルメス

スペイン・アンダルシーア州・ハエン県のベルメス・デ・ラ・モラレダ(Bélmez de la Moraleda)という田舎町での出来事。

1971年8月、マリア・ゴメス・カマラさんが夕食の準備のために台所のかまどに火を付けようとしていたときのことです。

コンクリートの床にシミが浮かび上がっていることに気づきました。

浮かび上がったのは顔?!

数日後の1971年8月23日、その床のシミが無視できないことになりました。

シミが明らかに目や鼻や口、髭までも認識できるほど人の顔の形になっていったのです。

このシミこそがベルメスの顔

恐怖を感じたマリアさんは家族に助けを求め、とりあえず雑巾や布で拭いてみることに。

しかしゴシゴシこすってもベルメスの顔は一切消えることが無く、それどころか徐々に悲し気な表情に変化したそうです。

ベルメスの顔を破壊

マリアさんは近所の知り合い達にも相談し見に来てもらったのですが、その人たちも仰天。

次第に話は広まり、多くの人が押し寄せてしまいました。

床が不気味なのもそうですが、大勢の見物人に来られてマリアさんの家族は通常の生活を送りづらくなってしまいました。

そこでベルメスの顔の発見から6日後の8月29日、マリアさんの息子さんがつるはしで台所の床を破壊

その後セメントを流し込み、床を作り直しました。

町役場の調査

完全に破壊されたかに思われたベルメスの顔。しかしこれでは終わりませんでした。

数日後にまったく同じ場所に新しい顔が再び浮かび上がってきたというのです。

ベルメスの顔はスペイン中の話題になっていたため、町役場も興味があったようです。

再びマリアさん家族は床を破壊しようとしましたが、ベルメスの町長がこれを制止

町の調査として床のコンクリートを採取して、研究することになったのです。

掘ったら人骨?!

「床下から何かがしみだしているのではないか」

そう思ったマリアさんたちは、町役場に家の下を発掘する許可を取りに行きました。

町もその申請を正当な申請として受理し、いよいよベルメスの顔の下を発掘することに…。

そして家の地下を掘ってみると多数の人骨が。多くの人骨には頭部の骨が無かったそうです。

マリアさんの周りは再び大騒動に。

さらなる調査の結果、その人骨は約700年前のものであり、マリアさんの家は昔の墓地の上に建てられていたことが判明しました。

出てきた人骨はカトリックの方法で丁重に埋葬されました。

その後穴は埋められ、再び床は新しくなりました。

パワーアップするベルメスの顔

彷徨える魂も弔い、床も新しくなった。これで終わったかに思われました。

しかし1週間もしない内に再び顔が浮かび上がってきました。

そしてそのベルメスの顔はパワーアップしていたのです。

  • より鮮明になった
  • 消えたり現れたりする
  • 数も増えて多いときは床だけでなく壁にも出現する(最大18種類)
  • 時には女性や子供にも見えるシミまで…

などなど発掘したことにより(?)悪化してしまったのです。

超常現象 or いたずら

マリアさんの家はいわゆる事故物件で、ベルメスの顔は埋葬されていた人の霊魂が出現させたシミと思うこともできます。

一方で心霊現象には懐疑的な方々もいて、その方々はベルメスの顔は人為的に作られたもの、すなわち一連の現象がただのイタズラによるものだったのではないかとも考えられているそうです。

様々な分析

ベルメスの顔について行われた分析を見ていきましょう。

スペイン内務省の分析

1971年、スペイン内務省はベルメスの顔を調査するための委員会を設置しました。

スペイン中から様々な専門家が集められ、徹底的に調査が行われました。

その結果、ベルメスの顔は酢酸とススの混合物によって描かれた可能性が高いとされました。

またこの調査に加わったホセ・ルイス・ホルダン氏は顔が現れては消えてを繰り返したことについてはドイツ製のコンクリートシミ取り剤を用いれば再現可能と述べておりました。

イデアル紙の分析

このベルメスの顔騒動で最初からでっち上げだと主張していた『イデアル』という新聞。

彼らは独自に研究チームを立ち上げ、ベルメスの顔を分析しました。

顔の出現から6か月後、イデアル紙はベルメスの顔が硝酸銀と塩化銀で塗装されたことを示す分析結果を発表しました。

硝酸銀や塩化銀は紫外線を当てると黒や紫に変色します。カメラのフィルムにも使われる物質らしいです。

この発表を受けて、当初はベルメスの顔を超常現象として取り扱っていた新聞(プエブロ紙など)も手のひらを返すようにでっち上げだとして報じるようになりました。

この発表でベルメスの顔のブームは下火に。

(のちにミステリー雑誌『エニグマス』の創刊に伴いベルメスの顔が再び取り上げられ、ブームが再来しました)

ICV分析

1990年、スペインの政府機関「科学研究高等評議会(CSIC)」の傘下の「InstitutodeCerámicayVidrio(ICV)」というセラミックやガラスなどの研究をする機関がベルメスの顔のコンクリートを分析しました。

結果としては「どの場所にも塗料の痕跡は見られなかった」とのこと。

しかしこの分析結果から塗料として「鉛を含むエナメル」が使用されたのではないかという意見も見られました。

赤外線写真

スペイン超心理学協会の会長であるラモス・ペレラ氏はベルメスの顔の赤外線写真を撮りました。

曰く、

ペイントブラシの毛でさえも知覚できることがわかりました。もちろん、その後は塗装されていたことに疑いの余地はありませんでした。

とのこと。

分析結果の違い

どれも科学的な分析がなされているように思えますが、スペイン内務省の分析・イデアル紙の分析・ICV分析についてはそれぞれ異なる分析結果を示しています。

いたずらとするのが最も合理的なのかもしれません。

しかし仮に誰かの手によるいたずらであった場合、どのような手段で描かれたものなのかまでは現在でも明らかになっていないそうです。

念写説

ではいたずらでなかったら何なのか。

一つの説として、ベルメスの顔は何者かが超能力でコンクリートに念写した像なのではないかというものがございます。

その超能力を使ったと思われる人物はベルメスの顔を発見したマリア・ゴメス夫人だという意見も多々ございました。

マリア・ゴメス夫人が亡くなったら、ベルメスの顔も収まる…?

マリア・ゴメス夫人は2004年に亡くなりました。

しかしベルメスの顔は収まりませんでした。(別の問題も発生しましたが… 後述で)

あるいは別の人による念写ということもあるかもしれませんが、この説は薄まったと言われています。

心霊現象説

突如コンクリートの床に顔が現れ、その下には無数の人骨…

これから考えられるのは心霊現象です。

2014年、スペインのテレビ番組『Cuarto milenio』がベルメスの顔の調査を行いました。

元映像は『Dr. Luis Alamancos: “La palabra que resume mi opinión es desconcierto absoluto”』をご覧ください。

コンクリートのサンプルを分析したところ「ペイントで作成されていない」「外から何か手を加えられた要素はない」という結論。

そして今までの分析で出てきた「酢酸とススの混合物」「硝酸銀や塩化銀」「鉛を含むエナメル」などで実験したところ、ベルメスの顔を再現することはできませんでした

つまりベルメスの顔は科学的にまだまだ謎に包まれているのです。

偽物のベルメスの顔と悪党

そんな不思議なベルメスの顔、全盛期にはスペイン中から見物客が集まり、町は賑わいました。

ベルメスの顔だけでかなりの経済効果があったそうです。

2004年のマリアさんの没後、町はどうしてもベルメスの顔を手に入れたいと思いました。そのためにはマリアさんの自宅を買い上げる必要があります。

しかしマリアさんの自宅はベルメスの顔の効果で8,000万円以上の値がついてしまっていました。町は購入を断念。

ふとマリアさんの生家を見てみると約1,200万円。ここで悪魔がささやいたのでしょうか。

町は関係者と結託してマリアさんの生家に新たなベルメスの顔を出現させてしまったのです。

しかし元祖ベルメスの顔とは違い、コンクリートに水分を湿らせただけ…。 すぐにバレてしまいました。

またマリアさんの家族が「ベルメスの顔」の商号を取得していたことも明らかになり、元祖ベルメスの顔も含め、元々全てお金儲けのためだったのではないかという疑いが。批判もかなりされているようです。

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