どうも、検索してはいけない言葉実況者のぴーちすと申します!
今回は危険度2の検索してはいけない言葉とされている「MOTHER2 ギーグ」について。
下の埋め込みは私の実況動画「検索してはいけない言葉を実況しようぜ!#1【1STPAIなど】」です。0:49から「MOTHER2 ギーグ」を検索しています。
『MOTHER2』というゲームのギーグという敵キャラクターが滅茶苦茶怖いということから検索してはいけない言葉になっています。
本記事では「MOTHER2 ギーグ」について
- 危険度・ジャンル
- 検索したら何がヒットするのか
- 『MOTHER2』について
- ギーグについて
- 前作とのつながり
- 見た目
- ギーグ誕生秘話
これらを詳しく見ていきたいと思います。
危険度2・ジャンル
「MOTHER2 ギーグ」の検索してはいけない言葉としての危険度は2です。危険度2は「検索する際は慎重な判断を」と言われています。
「MOTHER2 ギーグ」のジャンルは「ホラー、サイケ、点滅」。
危険度2には不気味な言葉、少しグロテスクな言葉、少し汚い言葉などなど色々な種類の危険があります。この「MOTHER2 ギーグ」の場合は不気味な言葉と言えます。
この言葉で検索すると?
「MOTHER2 ギーグ」と検索をするとスーパーファミコン用ソフト『MOTHER2 ギーグの逆襲』に登場するギーグという敵に関する情報が出てきます。
そのギーグの見た目が見る人によってはおぞましく感じるそうです。
YouTubeなどの動画サイトに公開されたプレイ動画で確認することができます。
またこのギーグというキャラクターが作られた背景も恐ろしいとのこと。
MOTHER2について
MOTHER2とは1994年に任天堂から発売されたスーパーファミコン用ソフトのことです。
正式名称は『MOTHER2 ギーグの逆襲』(英:EarthBound)。ジャンルはロールプレイングゲームです。
コピーライターとして有名な糸井重里さんがプロデューサーを務めたMOTHERシリーズの第2作品目です。
リメイク版として前作と一緒に遊べるゲームボーイアドバンス用ソフト『MOTHER1+2』。
VCとしてNewニンテンドー3DSやWiiUでも遊ぶことができます。
ストーリー
イーグルランドの地方都市、オネット。その北のはずれにある家では、少年が家族と暮らしていた。そして少年の家の隣には、同年代の少年ポーキー・ミンチとその家族が住んでいた。
ある日の夜、少年の家の裏山に隕石が落下した。それから夜が更けた頃、少年の家にポーキーが現れ、隕石を見に行ったきり行方不明になった弟・ピッキーの捜索を少年に依頼した。少年はポーキーと共に裏山へ向かい、隕石の落下地点にいたピッキーを発見、一同が家に帰ろうとした時、突然、隕石の中からカブトムシのような生き物が飛び出してきた。
その生き物は「ブンブーン」と名乗り、10年後の未来から来たと語った。ブンブーンによると、未来の世界は、地球征服を目論む宇宙人「ギーグ」の侵略により惨憺たる状況になっているという。そこでブンブーンは、少年こそが地球の危機を救う存在なのだと訴え、少年に地球の命運を託した。
帰路の途中、未来からやってきた刺客「スターマンのむすこ」に襲われるもこれを撃退した一行は、無事ポーキーの家に到着した。ポーキーとピッキーは夜中に外を出歩いた罰として父親からお仕置きを受ける羽目になったが、そのさなか、家の中を飛び回っていたブンブーンはポーキーの母親の目に留まり、次の瞬間、叩き落とされてしまう。朦朧とする意識の中、ブンブーンは少年に対して今後進むべき道と成すべき使命を伝え、そのまま息絶える。
そして翌朝、少年は家族に別れを告げ、地球の未来のために冒険の旅へ出発した。
つまり主人公が地球を救うために、悪の宇宙人「ギーグ」と戦うゲーム。
冒険の途中で様々な街を訪れ、ともだちに出会い、主人公は成長していきます。
▲普通のRPGとはことなり、現代風なんです。
独特な世界観
『MOTHER2』のバックストーリーや実際に起こるイベントはシリアスな部分がございます。
しかし表現の仕方によってぼかされており独特な世界観になっております。
個人的には全体的にゆるい感じに思えます。
たとえば装備品の名前について、「木製バット」「金属バット」だと生々しい表現になってしまいます。
そこで「ボロいバット」「いいバット」というボヤかした表現に意識的に調整されているのです。
一般的なRPGだと敵を倒した際「〇〇をたおした!」だと思います。
一方『MOTHER2』では敵を倒した時、「〇〇はわれにかえった」「〇〇はおとなしくなった」など主人公たちが敵の命を奪っていないことを強調するかのようなメッセージになっています。
他にもセリフの一つ一つが面白みがあって、NPCに話しかけたくなるようなゲームです。
これらの言葉選び・言葉遊びはやはり糸井重里さんならではなのではないでしょうか。
ギーグについて
ではその見た目が怖いと噂の「地球制服を目論む悪の宇宙人『ギーグ』」について。
この先は特にMOTHERシリーズのネタバレを含むためご注意ください。
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過去の最低国
『MOTHER2』にてギーグは最後のボス(ラスボス)として登場します。
いままで主人公のいた世界に様々な異常をもたらしていたギーグ。
実は全て過去の世界の「最低国」という場所から攻撃していたということがわかります。
ゲーム内の最先端の技術でも生き物を過去に飛ばすことはできません。しかしロボットなら飛ばすことができる!
そこで主人公たちは自らの魂をロボットに移し、ギーグの待ち構える過去の最低国へと向かいます(これ以降クリアまで現代に戻ることはできなくなります)。
そして過去の最低国を進むと、そこには巨大な装置、そして主人公のお隣さんポーキーが!
第一形態ギーグ & ポーキー
大量の管に囲まれた球体。そこには主人公の顔が浮かび上がっています。
これがギーグの第一形態です。重機械に乗り込んだポーキーと共に襲ってきます。
ポーキー曰く、
- 「ちえのリンゴ」という予言装置によると「主人公たちにギーグは倒されてしまう」。予言に対抗すべくギーグはその予言には登場しない人物「ポーキー」を呼んだ。
- ギーグは悪の化身ではなく「悪」そのもの。ギーグ自身にも制御することができず、悪の力そのものになってしまっている。
ギーグの第一形態は「あくまのマシン」という装置で悪の力を抑え込んでいる状態なのです。
「あくまのマシン」はギーグの力を抑え込むと同時にギーグの体を守っているので、こちらの攻撃を全て反射してきます。
そこでポーキーを弱らせていきましょう。
そしてポーキーを弱らせると…
ポーキーが「あくまのマシン」のスイッチを切ります。すると…
第二形態ギーグ
………ネスサン…。
ギーグからの攻撃の正体がつかめない!
怖いだろ!おれだって怖いよ。
ギーグはもう考える事すらできないし 自分が何をしているのかも、もうわからないんだ。
ギーグは自分の力のあまりの強さで自分の人格さえ破壊してしまったのさ。
とんでもない力の大馬鹿野郎さ!ギーグは!
けっけっけっ!ネス、エサになれよ…ギーグの!
そう言い放ってポーキーは一時退場します。
この第二形態のギーグはラスボスともあって中々の強敵です。しばらく攻撃をしていると再びポーキーが現れます。
けっけっけっけっ。お前達の力もそんなもんで精一杯だろ。
この異次元空間に、正義の味方とやらはお前ら四人だけ…。誰にも知られず、宇宙のゴミになって消えるのを待つばかり…。
くーっ、悲しい話だよ。涙がでるね。おれもドキドキしてるんだよ。
…怖くてさ。この真っ暗闇に向かって助けを呼んでみるかい。
ハハハハハ。
ママーッ!って叫んでみろよ、ネス!ママーッ!パパーッ!おしっこもれちゃいそうに怖いよう!ってか。
テレパシーでもなんでも使えるもんなら助けをよんでみればいいさ。よわむしけむしの正義の味方さん!だーれも来ちゃくれないぞ。
けっけっけっけっ…。はやく楽になりなっ!
これ以降、通常の戦い方ではギーグに対抗することができません。
ふとコマンドを見るとポーラ(ヒロイン)のコマンドに変化が…
「いのる」。
「…私たちに力を、力をかしてください。
神様がいるのなら、神様…。……………誰か…。」
ポーラの祈りに応えて、今まで出会ってきた登場人物たちが主人公たちの無事を祈ってくれます。
その祈りが通じて…
…カエレ…
チガウ…チガウ…チガウ
アーアーアー
ギーグからの攻撃の正体がつかめない!……ウレシイ…
…カナシイ…ネスサン。
……トモダチ…
ギーグからの攻撃の正体がつかめない!アーアーアー
………ネスサン…。
キ モ チ イ イ…
ギーグからの攻撃の正体がつかめない!ウーウー…
……トモダチ…
………ネスサン…。
ギーグからの攻撃の正体がつかめない!ネス!
ネス!
…イタイ、イタイ…
ギーグからの攻撃の正体がつかめない!ネスサンネスサンネスサンネスサンネスサンネス
サンネスサンネスサンネスサンネスサンネスサン
ネスサンネスサンネスサンネスサンネスサンネス
サンネスサンネスサンネスサンネスサンネスサン
ネスサンネスサン・・・・
ギーグからの攻撃の正体がつかめない!
9回いのるとギーグは消滅。ポーキーは逃げ出し、晴れてエンディングとなります。
前作MOTHERでも登場
『MOTHER2 ギーグの逆襲』の前作である『MOTHER』というファミリーコンピューター用ソフトでもギーグが登場します。
宇宙人が主人公(『MOTHER2』の主人公とは別人です)の祖父母を拉致し、彼らにギーグの子守りをさせた。
ラスボスとして登場するのですが、その見た目がこれ。
『MOTHER2』のギーグとは全然印象が違います。
少し強そうで怖いかもしれませんが、不気味・トラウマ… とまではいかないと思います。
ちなみにやられる前のセリフは…
ナゼ コノワタシガ コンナウタニ
ヤブレタノダ・・・・
ワタシハ カナラズ オマエタチヲ
・・・・・・・・マタ・・・・イツカ ・・・・何故この私がこんな歌に
敗れたのだ・・・・
私は必ずお前たちを
・・・・・・・・また・・・・いつか・・・・
いつかまたリベンジしに来るようなセリフです。
前作とのつながりは?
『MOTHER』と『MOTHER2 ギーグの逆襲』には繋がりは無いとされています。
『MOTHER』は1980年代のアメリカが舞台なのに対して、『MOTHER2』はイーグルランドという架空の世界が舞台。
世界が少し異なるのです。
ここから『MOTHER』のギーグと『MOTHER2』のギーグは別の存在なのではないかと言われています。
一方で明確な情報源はわからないのですが、当時糸井重里氏がインタビューにて「2のギーグは成長して成人したギーグ」と語ったことがあるそうです。
『MOTHER』のギーグが成長した姿が『MOTHER2』のギーグであるということなのでしょうか?タイトルに「ギーグの逆襲」とあるのでその可能性はありそうです。
さらなる次回作『MOTHER3』では時空やパラレルワールド間の移動に関する話が登場することから、もしかしたらギーグはパラレルワールド間を移動したのではないか、とも言われています。
ギーグの見た目
『MOTHER2』のギーグの見た目については様々な見方があると言われております。
顔↓
胎児↓
前作のギーグの顔(逆さまにすると)↓
ギーグ誕生の裏話?
『MOTHER2』の世界観には決して馴染むことが無いくらい不気味なボス「ギーグ」。
この誕生裏話が糸井重里さん主催の『ほぼ日刊イトイ新聞』のインタビュー「『MOTHER』の気持ち」にて語られています。
憲兵とバラバラ死美人
詳しくはそちらを読んでいただきたいのですが、端的に言えばギーグは「糸井重里さんが子どものとき映画館で『憲兵とバラバラ死美人』という映画を間違って見てしまったというエピソードが元になっている」とのこと。
その映画には非人道的に男性が女性に無理矢理に性的暴行を加えるシーンがあったそうです。
そのシーンを見てしまった当時少年の糸井さんは元気がなくなってしまったそうです。
糸井さんはその時感じた物を「犯罪とエロティシズムが隣り合わせになったときの恐ろしさ」と語っておられました。
私には詳しくはわかりませんが、「少年にとって目の前のスクリーンに映っている行為は何かわからない恐ろしい物。しかしそこに垣間見えた『おっ〇い』が別の恐ろしさを際立たせた」ということなのかな…
「イタイ」は「おっ〇い」?
ギーグの「イタイ」というセリフはその映画で言う「おっ〇い」だという旨は明確に語っておられました。「キモチイイ」などもそうなのかもしれません。
ギーグは「何かわからない恐ろしい存在」として襲い掛かってきます。
そこでゲーム側は終盤にギーグに「イタイ」と言わせ、「生きている感じ」「これから取り返しのつかないことをしようとしている感じ」を見せてプレイヤーの心を揺さぶる演出をしたのではないでしょうか。