「日本国尊厳維持局」【検索してはいけない言葉】

「日本国尊厳維持局」という言葉を検索すると、過激で衝撃的な内容を含む映像がヒットします。日本が戦争で負けそうになった時に流される映像とのことですが…?!

分類:ホラー・ジョーク・ネタ
危険度2

以下は、私が「日本国尊厳維持局」を検索した時のリアクション動画です。ぜひご覧ください。

検索してはいけない言葉を実況しようぜ!#3【ひよこミキサーなど】

この記事では「日本国尊厳維持局」の詳細と検索してはいけない言葉として分類された理由を詳しく解説しますので、最後までお楽しみください。

「日本国尊厳維持局」の動画

「日本国尊厳維持局」を検索すると、たとえば『日本国尊厳維持局 尊厳扶助政府有事宣言時フィルム』といったタイトルの動画が見つかります。映像内容は、蛍の光をバックに夕日に照らされた富士山を背景に、日本が戦争や絶望的な状況に直面したという設定で、国民に自決を迫るシーンを描いています。

動画の文章

以下が『日本国尊厳維持局 尊厳扶助政府有事宣言時フィルム』で表示される文章です。

社団法人 日本国尊厳維持局

有事の際に使用
[1972/03/04]以降は使用しないこと

日本国が敵対勢力に対しいかなる事由をもって攻防を行おうとも
絶望的な状態に陥った時のみ
政府の全権をもって すべての機関でこのフィルムを放映することを許可する

日本国はいまいかなる交渉攻防を行おうとも
平和的終結の見込みの無い状況に陥りました。

わたくしたちの、領土、家族、財産
すべてを侵されようとも
わたくしたちの魂までは決して侵されません。

さあ、いまです。行動を起こしましょう

その時が訪れる前に….

楽な方法で行なってください

この映像のリアリティの高さから、「政府の映像が漏洩したのではないか」や「今でもこうした映像が公的に準備されているのでは?」といった噂が広まっています。

都市伝説「日本国尊厳維持局」とは?

「日本国尊厳維持局」という言葉に関する都市伝説によると、この組織は有事の際に活動するために設立された社団法人だとされています。1961年4月に「人間の尊厳を尊重する」ことを目的に設立されたとされ、国防機密を取り扱うとされています。

組織の概要と設立背景

日本国尊厳維持局は、その性質上、あまり公に知られていない組織であり、成立の経緯や前身組織については議論が続いています。これに関連する情報は限られており、また組織が存在すること自体を信じるのが難しいとされることもあります。

有事の映像の存在

上記で紹介した映像は、「日本国尊厳維持局」によって制作された「有事の行動について」というVTRの一部だとされています。このフィルムが製作された背景については謎が多く、保管されている場所も不明です。インターネット上では、有志による調査が行われていますが、現在のところ、具体的な手がかりは見つかっていません。

「有事」とは、戦争などの紛争状態を指し、日本が何らかの外的脅威に直面した際に放映することを目的に制作されたと考えられています。1960年代の冷戦期には、朝鮮半島での軍事衝突などが懸念され、日本もその影響を受ける可能性があったため、こうした映像が制作されたとされています。

さらに、アメリカ合衆国でも似たような映像が製作されていたことから、日本のカラーテレビ化を念頭に置いて、放送開始前に制作されていた可能性もあります。

推定される成立経緯

「日本国尊厳維持局」の設立背景として、太平洋戦争中の本土決戦に向けた「一億玉砕」の精神が色濃く反映されているとされています。沖縄戦では集団自決が行われ、多くの一般市民が命を落としました。このような戦争の記憶は、戦後も「一億玉砕」や「一億総活躍社会」など、国民の心に深く根付いています。

戦後、日本は復興を遂げましたが、依然として地政学的に非常に不安定な状況にあり、特に冷戦期の東アジア情勢は緊迫していました。1950年代から1960年代にかけて、日本はアメリカの影響を受けながらも、防衛体制が整う前の危機的状況にあったことから、「日本国尊厳維持局」のような組織が設立された可能性があります。

設立年である1961年には、冷戦や朝鮮半島での紛争が日本の安全保障に大きな影響を与えており、国民の避難経路や防衛体制の策定が急務であったことが背景にあると推定されています。

現在の組織運用

「日本国尊厳維持局」の存在については、現在では非常に懐疑的な見方がされています。1972年のフィルム保管期限以降、同様の映像が再製作された形跡はなく、その後の運用や活動については不明です。

冷戦終結や朝鮮半島の安定により、国民保護のための組織がクローズアップされることはなくなり、日本は自衛隊を整備し、アメリカの防衛への依存度も低下しました。現在では、日本の有事関連情報はJアラートなどのシステムを通じて提供されており、尊厳維持局が今も存在するかどうかについてはほとんどの人が疑問視しています。

それでも、かつてのフィルムの内容と現在のシステムの違いから、尊厳維持局が変形して活動を続けているのではないかという憶測も生まれています。これは、現在の国民保護システムの一部が当時の活動の延長線上にあると考える見方です。

実際の映像の出所

実際にこのような組織・映像が実在するかどうかは不明ですが、上記のYouTube動画は2016年10月にニコニコ動画に投稿された「テレビ下北沢の一日2016秋」というタイトルのパロディ映像の一部であることがわかりました。

この映像は、テレビ番組やCMをネタにしたジョーク的な内容でした。

何故検索してはいけないのか?

「日本国尊厳維持局」という言葉や関連する映像は、一見すると非常にリアルで恐ろしい内容に見えますが、実際にはジョークやパロディとして制作されたものであることが判明しています。

しかし、ジョークと知らない場合に見ると恐ろしい映像であり、また都市伝説として流布される情報には、実際に何らかの真実が含まれているかもしれないという不安を引き起こす要素があることから検索してはいけない言葉となっています。

さいごに

今回は危険度2の検索してはいけない言葉「日本国尊厳維持局」について詳しくご紹介しました。

日本が有事になることは想像もしたくないですが、こんな映像が流されることはもっと想像したくないですね…

他にも『検索してはいけない言葉』に関する記事を随時更新していますので、ぜひチェックしてみてください!

危険度1の検索してはいけない言葉一覧

タイトルとURLをコピーしました