どうも、検索してはいけない言葉実況者のぴーちすと申します!
今回は「生きたメキシコ」について。危険度7の検索してはいけない言葉とされているワードです。
上の埋め込みは「生きたメキシコ」を深堀した私の動画「『生きたメキシコ』を解説しようぜ!【検索してはいけない言葉】」です。
「生きたメキシコ」は検索してはいけない言葉の中でもかなり悪名高い危険なワードですが、このワードにはどのような背景があるのでしょうか?
※この記事には過激な内容が含まれています。
動画内容
「生きたメキシコ」と検索すると1本の動画がヒットします。
野原で拘束された2人の男性。
まずはその内年配の男性が暴行を受け、くびを…
次に青年の方に暴力が向けられるのですが、生きたまま胸を開かれ、心〇を…
「生きたメキシコ」の内容については以下の記事にまとめているので、動画内容自体に興味のある方はそちらをご覧ください!
背景
海外では「No mercy in Mexico(メキシコに慈悲はない)」という呼び名で知られている「生きたメキシコ」。一体どのような背景があるのでしょうか?
ロス・バイアグラスによって撮影
「生きたメキシコ」の動画は2018年にメキシコ・ゲレーロ州にて撮影されたものでした。撮影場所から「No mercy in Mexico」以外にも「Guerrero Flaying(ゲレーロの皮剥ぎ)」という呼び名でも知られています。
撮影したのはメキシコの麻薬カルテルLos Viagras(ロス・バイアグラス)のメンバーであるとのこと。
ロス・バイアグラスは2024年時点でも活動しており、メキシコ最大級の麻薬カルテルCJNGとも渡り合っている強力な組織です。
犠牲者の二人は親子
犠牲者の2人は親子とのことでした。
一部の情報によると、父親の方はゲレーロの警官であり、息子は15歳だったとのこと。
ゲレーロ州のシワタネホという都市の警察は汚職にまみれており、3人のシワタネホ警官によって設立されたSangre Nueva Guerrerense(サングレ・ヌエバ・ゲレレンセ)という組織はロス・バイアグラス傘下の組織でした。サングレ・ヌエバ・ゲレレンセのリーダーの一人、El Cadete(エル・カデテ)は市警察の司令官であったほどの人物です。
父親が敵対組織に情報を漏らした
動画の父親の方はこのサングレ・ヌエバ・ゲレレンセの内部でロス・バイアグラスが行おうとしている麻薬密売作戦の情報を掴みました。
そしてその情報をロス・バイアグラスと敵対する麻薬カルテルGuardia Guerrerense(グアルディア・ゲレレンセ)に流し、麻薬密売作戦を壊滅させたとのこと。
動画でのやり取り
動画で親子は「chapulín(チャプリン)」と呼ばれていました。チャプリンはメキシコに生息しているイナゴですが、それ以外に「裏切り者」という意味の隠語としても使われます。
このような組織において「チャプリン」の受ける制裁は壮絶な物でした。すぐに刺客が向かい、父親、そして一緒に居た息子を拉致。
カメラを回しながら2人を尋問し、
犯人が父親に向かって
「妻は関わっているのか」
父親
「いや、関わっていない」
犯人が少年に向かって
「お前の親父の首をお母さんに送ってやるよ」
動画のような結末を迎えてしまったとのことです。犯人たちは警察組織の人間であるという噂もありました。
息子が苦しめられた理由
ここで疑問なのは組織を裏切ったのは父親であるのに対して、実際には父親は比較的あっさり処理され、何故息子が壮絶な苦しみを与えられたのかです。
これについてはメキシコのカルテルの伝統として、しばしば最年少の若者が最も辛い苦しみを与えられることがあるとのことで、今回もその伝統によるものなのかもしれません。
おわりに
「生きたメキシコ」についてこのような背景を見つけることはできましたが、動画の親子は単純にロス・バイアグラスの情報をグアルディア・ゲレレンセに流した裏切り者として罰せられたギャングであったという説もあったので、警察に関する話は関係がない可能性はあります。
ただ動画内の2人は親子であるということ、父親がロス・バイアグラスの情報をグアルディア・ゲレレンセに流してこのような結末を迎えたこと、メキシコの治安当局内にもギャング傘下の組織があることは確かでした。