「おれたちの何がそんなに怖いのだろう」と検索すると、「意味が分かると怖い話」の一つとして、特に怖い話の愛好者に知られている話がヒットします。謎めいた内容と強烈な不安感から、検索してはいけない言葉としても一部で取り上げられることとなりました。賭けで肝試しをしていた竹田が残した謎深すぎるメッセージとは…?!
分類:謎・ホラー
危険度1
以下は、私が「おれたちの何がそんなに怖いのだろう」を検索した時のリアクション動画です。ぜひご覧ください。
この記事では、「おれたちの何がそんなに怖いのだろう」のストーリーと、その背後に隠された謎を掘り下げて解説していきます。
「おれたちの何がそんなに怖いのだろう」
「おれたちの何がそんなに怖いのだろう」は、友人たちが肝試しの賭けをしていた夜の話です。その中で、最も心霊現象を否定していた竹田が、廃屋に一人で過ごすことを決め、ハンディカムでその様子を記録することに。しかし、最後には彼が逃げることなく死んでしまったかのように描かれ、不可解な状況が生まれます。
以下はそのコピペです。
「出る」と評判の廃屋で、おれたちグループの中でもいちばん気が強く、心霊現象完全否定派である竹田が夜に一人で肝試しをすることになった。他愛ない雑談から、いつのまにかそういう話になってしまったのだ。
「やめといた方がいいって」とおれたち四人は引き留めたが、竹田は鼻で笑い、「じゃあ、必ず約束守れよ。おれが一人きりで朝まであそこで過ごせたら、おまえらはおれに二千円ずつ払う。もしおれが逃げ出したりズルをしたら、おれがおまえら全員に二千円ずつ払う。証拠のハンディカムはちゃんと回しとくから」
『……っと、位置はこのへんでいいか。映ってるよな?つーわけで、一人肝試しのはじまりはじまり。拍手~。ハァ、朝までヒマだねしかしこれ。携帯もノートパソコンも駄目とは、自分で言いだしたもののチト厳しい縛りだったかな。まあいいや。さて、と。このままボーッとしてるのもなんだからさ、ひとつおれが、そう霊なんか一切信じてないこのおれが、とっておきの「怖い話」をしてやるよ。おまえらのこと。おまえたち「四人」の話。
……おまえたち、まだ気づいていないのか?違うだろ、本当はとっくに気づいてて、なのに知らないふりをしてるだけなんだよな。……なあ、正直に言うよ。おれはいま、怖くてたまらない。この廃屋がじゃない。おまえたちが、だ。おまえたちの視線が。いま、こうして、おまえたち「四人」におれを見られていることが。怖くて怖くて死にそうだ。ずっと前から。
…………どうやら賭けはおれの負けだな。ちゃんと払うよ、六千円は』結局、竹田はおれたちに金を払うことはなかった。ハンディカムの映像だけを残し、あの夜に廃屋から出たあと、突然失踪したから。行方はいまだに知れない。
いまでもたまに、おれたち四人は竹田の残した映像を見る。そのたびに不可解な気分にとらわれる。いったい竹田は、おれたちの何がそんなに怖いのだろう。
竹田が言った「六千円」の謎
話の謎が深まるのは、竹田がなぜ「六千円」と言ったのかという点です。賭けのルールを考えれば、4人に払うべき金額は8千円のはずです。竹田はなぜ、6千円と言ったのでしょうか?
おれたち幽霊説
ある考察によれば、「おれたち四人」は竹田に憑いていた霊であり、竹田がそれに気づいて逃げられなかったのかもしれない、とのことです。この場合、「おれたち四人」とは物理的な存在ではなく、竹田に憑りついた存在だったのです。
また「おれたち四人」が実は亡くなった人物であり、「四人(しにん)」という数字が死人を意味しているとも解釈できます。
誰か一人幽霊説
あるいは別の考察ではおれたち四人の内の一人だけ、幽霊なのではないか、とのこと。確かにそれなら支払う金額が6千円になりますよね。
このように、物語は読み手にさまざまな解釈をさせる余地を残しているのです。
なぜ検索してはいけない言葉にされているのか?
「おれたちの何がそんなに怖いのだろう」は、シンプルでありながら深い謎を含んだ物語です。その不気味さと謎の残り方が、この話を強烈に印象づけています。賭けの内容と竹田の言葉の不一致により、物語の中で「おれたち四人」がどんな存在であったのかという疑問が浮かび上がり、その解釈を巡る楽しさも、この話の魅力の一つと言えるでしょう。
「検索してはいけない言葉」として取り上げられる理由は、この謎めいた恐怖感と、解釈を読者に委ねる余地にあると言えます。個人的にはこの話について考えると、なんだか暗闇が怖くなります。誰かから見られているような感覚が強烈に襲ってくる感じがして…。それほどに、この話の不気味さは心に残ります。
さいごに
今回は危険度1の検索してはいけない言葉「おれたちの何がそんなに怖いのだろう」について詳しくご紹介しました。他にも『検索してはいけない言葉』に関する記事を随時更新中ですので、ぜひチェックしてみてください!