どうもビックリフラッシュ実況者のぴーちすです!
今回は危険度3の検索してはいけない言葉にもなっている『ウォーリーを探さないで』というビックリフラッシュについて。
『ウォーリーを探さないで』はその名の通り、あの有名な『ウォーリーを探せ!』という絵本をパロディしたビックリフラッシュです。
本エントリーでは『ウォーリーを探さないで』について
- 危険度・ジャンル
- URL・作者さん
- ネタバレ
- オチ顔の元ネタ
- ウォーリーはいるのか?
- 探さないでの亜種
これらを詳しく紹介していこうと思います。
※この記事にはネタバレが含まれております。作者さんの他人をビックリさせたいという制作意図に反する文章ではありますので、苦手な方は閲覧を控えて下さい。
【私の実況動画はこちら!】
怖いビックリフラッシュを皆で見ようぜ!【実況】#1
危険度3・ジャンル
「ウォーリーを探さないで」の検索してはいけない言葉としての危険度は3です。危険度3は「検索・閲覧する場合は注意」と言われています。
「ウォーリーを探さないで」のジャンルは「ビックリ」。
危険度3には少しグロテスクな言葉、ビックリ系、虫系などなど色々な種類の危険があります。この「ウォーリーを探さないで」の場合はビックリ系の言葉と言えます。
『ウォーリーを探さないで』のリンク・作者
『ウォーリーを探さないで』を見ることができるサイト、その作者さんについて見てみましょう。
リンク
『ウォーリーを探さないで』は以下のリンクからご覧になることができます。
フラッシュで作成されたムービーですので、閲覧にはFlash Playerが必要になります。
※フラッシュのサポート終了に伴い、ブラウザでの閲覧はできなくなってしまいました。
作者について『FREE WILL』
『ウォーリーを探さないで』の作者さんについては調べた結果不明でした。
URLにある「office-will.com」というドメイン。そのトップページには現在はアクセスできません。しかし、Internet Archiveで過去のwebサイトの状態を確認すると…
FREE WILL(2002年5月27日)
エンターページが表示されました。
OFFICE WILLという方(会社?)が制作したみたいです。
『ウォーリーを探さないで』はアーカイブ上で2002年8月から残っています。それより前からこのドメインを使用し続けているということは恐らくこの方が制作なさったのだと思われます。
ちなみに今は黄色背景の『ウォーリーを探さないで』ですが、当初は黒背景だったみたいです。
黒背景の『ウォーリーを探さないで』(2002年8月8日)
別のサイト
さらにアーカイブを見てみた結果、『ウォーリーを探さないで』の作者さんであろうFREE WILLさんの別のサイトがあったことが判明しました。
Office Will(2005年1月29日)
ここから「willserver.com」というサイトに飛ぶことができます。これはミラー版の『ウォーリーを探さないで』があるドメインです。現在はこのサイトでも『ウォーリーを探さないで』以外のページは閉鎖されてしまっておりました。
かなり情報量があるトップページのアーカイブが残っています。
FREE WILLのTOPページ(2005年2月3日)
『ウォーリーを探さないで』の作者さんについてこれ以上の記載は控えさせていただきます。
『ウォーリーを探さないで』の内容
「動画を見るのはちょっと無理」という方もいらっしゃると思いますので、『ウォーリーを探さないで』がどのようなビックリフラッシュだったか記します。
以下ネタバレ注意です。
タイトル
『ウォーリーを探さないで』を開くと、本家のようにウォーリーが隠れていそうな画像が表示されます。サーカスの絵のようです。
左上の「WHERE’S WALDO?」というのは北米版の『ウォーリーを探せ!』のタイトルです。中央の「START?」をクリックするとゲーム開始。
サーカスの絵でウォーリーを…?
サーカスの絵だからなのか、サーカスの音楽が流れます。かなり音量が小さいので、設定音量を上げがちです…。
絵の中に隠れているであろうウォーリーを探してみましょう。
音楽が消え、最後は…
しばらくすると、音楽が消えてしまいます。
しかし全身全霊でウォーリーを探している人はそんな不穏な状況にも気付きません。
そして次の瞬間、
(怖い画像の為モザイクがかかっています)
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
うあぁぁぁあ!!
叫び声と共に怖い顔が!!
最初のサーカスの音楽が小さかったのは「プレイヤーに設定音量を上げさせ、大音量の叫び声でビックリさせる罠」だったのですね。
これが当時の子供達にトラウマを植え付けた『ウォーリーを探さないで』です。
トラウマになるオチ顔の元ネタ
とんでもなく怖い『ウォーリーを探さないで』のオチ顔。このトラウマ画像の元ネタについて調べてみました。
エクソシストのサブリミナル
『ウォーリーを探さないで』のオチ顔は、映画『エクソシスト』に登場するサブリミナル演出で登場した顔です。カラス神父の夢の場面で一瞬だけ表示されたそうです。
この怖い顔は映画『エクソシスト』に何回もサブリミナル的に登場しました。
映画を見ている人の潜在意識に不気味さという感情を抱かせる狙いがあったそうです。
パズズという悪魔
このトラウマになるような顔には映画上の設定があるそうです。
この顔の正体は少女リーガンに憑く「パズズ」という悪魔とのこと。
本編でこの怖い顔がパズズの顔であるという説明は一切なかったような気がします。
パズズの元ネタ
パズズというのはエクソシスト固有の悪魔ではなく、バビロニア神話の悪霊の王です。
バビロニア神話では
獅子の頭と腕、鷲の脚、背中に4枚の鳥の翼とサソリの尾、さらには蛇の男根を隠し持つ風の魔王
として伝わっており、風とともに熱病をもたらすことから、人々に恐れられていました。
『ウォーリーを探さないで』で使われたパズズとは全然異なる見た目ですが、実は『エクソシスト』の冒頭でバビロニア神話の特徴に合致するパズズの像が登場します(画像掲載は控えます)
単行本の表紙
2005年1月15日に河出書房新社が出版したマーク・カーモード著の『バトル・オブ・エクソシスト──悪夢の25年間』という単行本。その表紙に『ウォーリーを探さないで』のパズズと似たような顔の写真が表示されています。
amazonの画像は怖い顔なので、埋め込みは控えます。見たい方は下記のリンクからamazonのサイトへ飛んでみてください。
それにしてもこの「パズズ」の怖さ… 『ウォーリーを探さないで』のようなビックリフラッシュには最適なオチ画像ですね。
ウォーリーはどこにいる?
ウォーリーを探せなかった人にはもれなくパズズが襲い掛かってくる『ウォーリーを探さないで』。
ではウォーリーを探し出しだせば、ビックリ要素を回避することができるのでしょうか?
ウォーリーはいない
結論から申し上げます。
できません。
ウォーリーいません。
『ウォーリーを探さないで』にはウォーリーがいないのです。つまり『ウォーリーを探さないで』を最後まで遊んだ人にはもれなくパズズによる脅かしがあるということです。
「探さないで」なので、探してしまったらもう駄目なのです。
絵本を探してみた
『ウォーリーを探さないで』に使われている絵はかなり原作っぽく、本当にウォーリーが隠れていそうな見た目です。そこで「大きな絵の中からウォーリーがいないところを切り抜いたのではないか」という考えました。
そして『ウォーリーを探せ!』の絵本を何冊か見てみました。
結果、原作の絵本に『ウォーリーを探さないで』で使われた絵はございませんでした。
元の絵はPCゲームにあった!
さらに調査すると『ウォーリーを探せ!』のPCゲームがあることがわかりました。
タイトルは『Where’s Waldo at the Circus(ウォーリーを探せ! サーカス編)』
ウォーリーのサーカス編… ありそうです。
結果、このゲームに『ウォーリーを探さないで』の絵がございました!
ゲームのシステム上、ウォーリーだけが別のオブジェクトになっているのでしょうか。
上記画像にウォーリーがいました!手を振っていますね。
他バージョンについて
『ウォーリーを探せ!』系のビックリフラッシュは今回紹介した『ウォーリーを探さないで』が初出だと思われます。
『ウォーリーを探さないで』の後にも別の方が様々なウォーリー系ビックリフラッシュを制作していたみたいで、かなり亜種があるみたいです。
今のところ実況したものだと亜種は1つしかありませんが、見つけたら見てみます。
まとめ
今回はかなり有名なビックリフラッシュ『ウォーリーを探さないで』についてまとめてみました。
フラッシュプレイヤーのサポートが終了して見れなくなってしまったのは寂しいですが、YouTubeなどにキャプチャーが残っているみたいなのでそれを見てもいいかもしれません。
「探さないで」と言われたら探さない。ウォーリーとの約束じゃ!