『Offended Dramatica』は、グロテスクで過激な画像を集めた怖いサイトです。
そこには、グロ、病気、汚物、等々…様々なジャンルの危険な画像が多数掲載されており、非常に衝撃的ということで、「検索してはいけない言葉」になっています。
※この記事には衝撃的な内容が含まれています。閲覧の際はご注意ください。
分類:セクシャル・グロ・病気・汚物・フォビック・殿堂入り
危険度:7
PC被害:無し(※リンク先には注意)
以下はぴーちすによる『Offended Dramatica』の検索実況動画です。実際にどのようなサイトだったのか、気になる方はぜひご覧ください。
この記事では『Offended Dramatica』について詳しく解説していきます。この怖いサイトの全貌を知ることで、さらに深く理解できると思います。
『Offended Dramatica』とは?
『Offended Dramatica』は、Wikipedia風の過激なコンテンツを集めたサイト『Encyclopedia Dramatica』内の一つの記事『Offended』のことを指します。最初は可愛らしい動物の画像が並んでいますが、その後は視覚的に過度にグラフィックな画像が次々に現れ、閲覧者に大きなショックを与えます。
※上述のように、正確には『Encyclopedia Dramatica』の『Offended』という記事ですが、この記事では『検索してはいけない言葉 Wiki』の表記に倣って『Offended Dramatica』と記載します。
補足:『Encyclopedia Dramatica』とは?
『Encyclopedia Dramatica』は、2004年に設立されたwiki形式のウェブサイトで、挑発的で攻撃的、時には有害なコンテンツで知られています。当初はWikipediaをパロディ化したインターネット文化やミームに焦点を当てた風刺的なオンライン百科事典として始まりましたが、次第に挑発的なヘイトスピーチやポルノ、ショックジョークなどが投稿されるプラットフォームへと変化しました。
『Encyclopedia Dramatica』は過去何度も閉鎖されており、その原因には法的問題や外部からの圧力が関与しています。例えば、FBIがハッカーグループLulzSecとの関与を疑って2013年にサイトを差し押さえたことや、ドメイン変更を繰り返すなど、運営には常にトラブルが伴いました。にもかかわらず、その挑発的なコンテンツに魅力を感じるユーザーが多く、現在も運営を続けている特殊なサイトです。
『Offended Dramatica』の内容(※ネタバレ注意)
『Offended Dramatica』は視覚的に過度にグラフィックな画像が大量に貼られている、とのことですが、実際にどのような内容のコンテンツがあるのでしょうか?
以下はネタバレ、過激な内容が含まれています。閲覧の際はご注意ください。
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可愛い動物の写真集
『Offended Dramatica』にアクセスすると、まずはタイトルと冒頭文が書かれています。
Offended
THANKS FOR YOUR CONCERN. Were you offended by what you just saw? Please scroll SLOWLY to the bottom of this page and we will be happy to rectify your situation. =)気分を害した
お気遣いありがとうございます。ご不快に思われましたか?このページの一番下までゆっくりスクロールしてください。私たちはあなたの状況を改善できることを嬉しく思います。
その下には、可愛い動物の写真が大量に並べられています。
![緑色のライムの皮を被った子猫の写真。](https://pppppppppp.xyz/wp-content/uploads/2025/01/offended-1-500x242.jpg)
『Offended Dramatica』の冒頭。ライムの皮を被った猫(Limecat)の写真。Limecatは昔のネットミームで、シュールな表情が特徴的です。
指示通り、ゆっくり下にスクロールしていくと、しばらくは動物の癒される写真が続きますが……
危険な画像のオンパレード
動物写真のゾーンを抜けると、視覚的に過度にグラフィックな画像のオンパレードです。ジャンルは以下のようなものが挙げられます:
- グロ
- スカトロ
- ゲイポルノ
- 蓮コラ
- 動物虐待 などなど…
非常に危険で不快な画像が続きます。このような内容が縦に長く並べられており、閲覧者はページをスクロールし続けることで、予想以上に衝撃的な画像を目にすることになります。
・ウクライナ21
・氏賀Y太
・かわいくさせて
・グリーン姉さん
・ジェフ・ザ・キラー
・少女 浴室
・ハーレクイン魚鱗
・蓮コラ
・モーターサイクル男
・レモンパーティ
・Pain Olympics
・Tubgirl
・1 lunatic 1 icepick
・1 Man 1 Jar
などなど
一番下にある物
『Offended Dramatica』の衝撃的な画像群を抜けて、一番下までスクロールすると、以下のような画像が表示されます(上から順):
- 錯乱した男性を振り返り「めちゃくちゃ怒ってる(offended…)」と言っているカップルの漫画画像
- アメリカ合衆国元大統領の写真
- 「トロールフェイス(にやけた男)」の画像
- 「あなたはアメリカ合衆国で生活し、労働する資格がある」と書かれた画像
- 「気分を害しましたか?」というリンク付きのセクション
(※これらは閲覧のタイミングによって変化するかもしれません。)
特に最後のセクションが危険です。以下のような文が記載されています:
Offended?
If you have been offended by Offended,
please click here.気分を害しましたか?
Offendedで気分を害したと言うなら、
こちらをクリックして下さい。
「click here.」にリンクが貼られていて、そのリンク先は「GNAA」と名乗る集団のブラクラサイト『Last Measure』になっています。現在はアクセスできなくなっていましたが、昔はブラクラとして悪名が高いサイトであり、復活する可能性があるのでクリックしてはいけません。
『Offended Dramatica』の目的
『Offended Dramatica』の記事がある『Encyclopedia Dramatica』というサイトは先述の通り、人を不快にさせる記事も多くあるサイトです。そんな記事の上部には、以下のようなセクションが設置されています:
Feelings Hurt?
Awww… Did this page, Offended, huwt youw feewings?
Click here and we’ll make your boo-boo feel all better.気持ちが傷ついた?
ああ… このページで、気分を害し、傷つきましたか?
ここをクリックしてくれれば、あなたの嫌な思いをすっかり良くしてあげます。
Does this page cross the line?
If you believe Offended violates Federal Law, please click here to report it immediately! The FBI has offices around the world and can be contacted around the clock, every day of the year.このページは一線を越えていますか?
違反行為が連邦法に違反していると思われる場合は、ここをクリックして直ちに通報してください!FBIは世界中にオフィスがあり、年中無休で24時間連絡が可能です。
「Click here」に『Offended Dramatica』へのリンクが貼られています。
一見、心を癒すコンテンツや通報窓口にも見える文脈ですが、これを押してしまった場合、さらに不快であろう『Offended Dramatica』に飛ばされる邪悪な仕組みになっています。
つまり、『Offended Dramatica』は他の記事で不快な思いをした人に、さらにできるだけ不快な思いをさせるための記事なのです。
『Offended Dramatica』の作者
『Offended Dramatica』の作者は、『Encyclopedia Dramatica』の「Fishing Cat」というユーザーです。
『Offended Dramatica』の歴史
上記のようにあまりにも危険すぎる記事『Offended Dramatica』ですが、どのように始まったのでしょうか?
『Offended Dramatica』のはじまり
『Offended Dramatica』は2007年8月17日に、「Fishing Cat」というユーザーによって『Encyclopedia Dramatica』の記事として作成されました。
1ヵ月後にはライムの皮を被った猫(Limecat)の画像が貼られ、今のような形式になったそうです。
『Encyclopedia Dramatica』の注目記事になる
2011年4月14日、『Offended Dramatica』は『Encyclopedia Dramatica』の注目記事となり、そのトップページに目立つ形で掲載されました。結果として、何千人ものサイト訪問者がこのページを見ることになったそうです。
また、その後、2013年4月27日と4月28日に注目記事になった実績があります。
『Encyclopedia Dramatica』の目玉記事になる
最終的に、『Offended Dramatica』は『Encyclopedia Dramatica』の目玉となり、サイト全体で3番目に多く閲覧されている記事となっています。
その結果、以下のような派生作品も登場しました:
- YouTuberによる『Offended Dramatica』のリアクション動画
- 『Offended Dramatica』をテーマにしたCreepypasta(海外の都市伝説)
- 『Offended Dramatica』のテーマソング(後述)
さらに、一時期はGoogleで「Offended」と検索すると、検索結果1位になっていたこともありました。
ウイルスなどの危険はあるのか?
『Offended Dramatica』は、危険な百科事典サイト『Encyclopedia Dramatica』の最も危険な記事の一つであり、やはりデバイスへの被害の可能性も気になるところです。そこで、ウイルスやマルウェアなどの危険を調べてみます。
『Offended Dramatica』をVirusTotalやESETなどのセキュリティツールで検査し、現時点で得られた結果を以下に記載します。なお、あくまでページのみのチェックであり、他のリンク先についての安全性は保証できません。
- VirusTotal:安全
- ESET:検出無し
- 結果:リスク少
VirusTotal:安全
VirusTotalの結果:0/95
VirusTotalの検査結果によると、『Offended Dramatica』は、95のセキュリティエンジンで確認したところ、リスクは検出されませんでした。つまり、記事執筆時点で、パソコンやスマートフォンにウイルスを仕込まれるなどのリスクが低いサイトであることを示しています。
詳細は『Offended Dramatica』の検査結果ページ(VirusTotal)をご覧ください。
ESET:検出無し
また、セキュリティソフトウェア「ESET」を使って『Offended Dramatica』にアクセスした結果、警告は表示されませんでした。これもまた、パソコンやスマートフォンに悪影響を与える危険は現時点では確認されていないことを示しています。
結論
現時点では、『Offended Dramatica』は、セキュリティツールによる検査ではウイルスの危険性は低いとされています。
しかし、『Offended Dramatica』からのリンク先は検証しておりません。上記のように、ハッカー集団のページに繋がっている可能性もあるので、閲覧する際は、セキュリティを最新の状態にしておくことをお勧めいたします。
なぜ「検索してはいけない言葉」とされるのか?
『Offended Dramatica』は、なぜ「検索してはいけない言葉」とされているのでしょうか?
怖すぎるショック演出
『Offended Dramatica』は、非常に過激でグラフィックな内容が含まれており、検索すると閲覧者に強い精神的なショックを与えることが多いため、「検索してはいけない言葉」とされています。特に、その内容には非常に不快なジャンルや画像が多く、未成年や感受性の強い人々には避けるべきサイトと言えるでしょう。
なぜ危険度7なのか?
『Offended Dramatica』に登場する画像は数だけでなく、ジャンルも多岐に渡り、ほとんどの人が衝撃を受ける内容になっています。そのことから、「絶対に検索してはいけない言葉」として、危険度としては最高の7に設定されています。
このワードは、興味本位では絶対に検索してはいけません。
『Offended Dramatica』のリンク
『Offended Dramatica』につきましては、視覚的に過度にグラフィックな画像や演出を用いている事、またリンク先によりデバイスに悪影響が出る可能性があることを踏まえ、ここにリンクを貼ることは控えます。
『Offended Dramatica』のテーマソング
『Offended Dramatica』のテーマソングも制作されており、現在サイトの最後にもmp3へのリンクが貼られています。
『Offended Dramatica』にアクセスすることは決して推奨できませんが、このテーマソングはYouTubeにも公開されているので、そのMusic Videoを見てみるのもいいかもしれません!かなり歌詞は下品かもしれませんが、色々な検索してはいけない言葉が登場します!
Encyclopedia Dramatica Offended Song (YouTube)
『Offended Dramatica』を振り返って
『Offended Dramatica』は、危険なコンテンツは画像だけではありますが、その数が凄まじく、おぞましい記事でした。絶対に検索してはいけない言葉の一つだと思います。
他にも「検索してはいけない言葉」についての記事を随時更新していますので、興味があればぜひチェックしてみてください。
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