「The Expressionless」(ジ・エクスプレッションレス)は、「検索してはいけない言葉」として知られる海外の都市伝説です。その意味は「無表情の人」。1972年にロサンゼルスの病院で発生したとされる不気味な事件を基にした話で、人間ではない何かが病院を襲ったという内容です。
分類:グロ・ホラー
危険度3
以下は、私が「The Expressionless」を検索した時のリアクション動画です。ぜひご覧ください。
この記事では、「The Expressionless」が検索してはいけない言葉に分類された理由や、その都市伝説の詳細、再現された映像作品についても解説します。最後までお楽しみください!
「The Expressionless」とは
「The Expressionless」とは海外の都市伝説Creepypasyaとしてネットで広まった話です。
「The Expressionless」の要約
以下は「The Expressionless」の要約です。
1972年6月、ロサンゼルスのシダーズ・サイナイ病院に、白い血まみれのガウンを着た女性が現れました。事故に遭った人が病院に運び込まれることは珍しくありませんが、この女性はマネキンのような外見をしており、不気味でした。そして、彼女は子猫を異様なほど強く噛み締めており、血が彼女のガウンと床に滴っていました。彼女は子猫を口から放り出した後、倒れ込みました。
病室に運ばれた彼女は、完全に無表情で動きもせず、病院スタッフは彼女の奇妙さに不安を感じながらも、拘束することを決定しました。しかし、彼女を鎮静させようとした瞬間、彼女は激しく抵抗し始めます。2人のスタッフが抑え込む中、彼女は依然として無表情でした。
そして、突然彼女は男性医師に向かって微笑みました。その口からは人間の歯ではなく、長く鋭い針のような歯が見えました。医師が「一体何者だ?」と尋ねると、彼女は首を傾けながら「私は……神だ」と囁きました。
その直後、彼女は医師の喉を噛みちぎり、スタッフを次々に襲撃して去っていきました。この事件を生き延びた女性医師は、彼女を「The Expressionless」と名付けました。
彼女が再び目撃されることはありませんでした。
シダーズ・サイナイ病院はロサンゼルスに実在する医療機関で、1972年当時も稼働していました。しかし、この物語はCreepypastaというインターネット上の創作から始まったものであり、病院の公式記録に「The Expressionless」に該当する事件は存在していません。
この話は、2012年頃から海外の都市伝説フォーラムで広まり、現在まで語り継がれています。
同じくCreepypastaとしては『Smile Dog』という怖い都市伝説も検索してはいけない言葉になっています。詳しくは『Smile Dog』の解説記事をご覧ください!
The Expressionlessの特徴
The Expressionlessはこの話に出てくる化物の呼び名なのですが、The Expressionlessには以下のような特徴があります。
- 完璧すぎるマネキンのような顔
- 眉毛が無い
- 顔には化粧が塗られている
- 血まみれのガウンを着ている
- 子猫の死骸をくわえている
- 口に針のような鋭い牙がある
- 人間よりもはるかに力が強い
これでいて人間を襲う凶暴性を有しているということでかなり怖い化物です。
「The Expressionless」の写真が怖い
画像検索ではThe Expressionlessのものとされている写真もヒットします。看護師のような人が2人がかりで、マネキンのような人をベッドに押さえつけているようにも見える写真です。
このマネキンのような人がThe Expressionlessであるとされています。
ただ私のチャンネルにいただいたコメントによると、「The Expressionless」の写真として知られるものは、実は写真家アンソニー・アームストロング=ジョーンズによる作品で、1972年に出版された本『Assignments』に掲載されている写真が元ネタであるとのことでした。詳細については『Assignments』の紹介ページ(Amazon)をチェックしてください。
その写真のタイトルは「蝋人形の患者を持つ看護学生」。実際には、マネキンのような人は蝋人形であると確認されています。
興味深いのは、この写真が公開された年と、「The Expressionless」で語られる出来事の年が一致している点です。この写真から物語が着想された可能性は高いと考えられます。
「The Expressionless」の再現ドラマ
YouTube上には『The Expressionless』を再現した動画『THE EXPRESSIONLESS – HALLOWEEN URBAN LEGEND』が公開されています。動画のクオリティも高く、恐怖を感じさせる作品です。
再現ドラマでは、The Expressionlessが病院を襲撃する場面がリアルに再現されています。無表情の女性の不気味な仕草や、牙を見せて笑うシーンは特に迫力があり、視聴者の恐怖心を煽ります。さらに、拘束された部屋の雰囲気やスタッフの混乱が緻密に描写され、物語に引き込まれること間違いありません。
展開も精密で、一見の価値があります。
THE EXPRESSIONLESS – HALLOWEEN URBAN LEGEND (YouTube)
何故検索してはいけないのか?
「The Expressionless」の都市伝説は確かに怖いですが、検索するとThe Expressionlessのものとされる写真や上記の再現ドラマのサムネイルなどがヒットし、視覚的にも衝撃的であることから検索してはいけない言葉になっていると思われます。
さいごに
今回は危険度3の検索してはいけない言葉「The Expressionless」について詳しくご紹介しました。
他にも『検索してはいけない言葉』に関する記事を随時更新していますので、ぜひチェックしてみてください!
他の検索してはいけない言葉については検索してはいけない言葉のまとめ記事をご覧ください!